【危険】それは「ととのい」じゃない!サウナで気をつけるべき危ないととのいリスク

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サウナの醍醐味「ととのい」。

昨今のサウナブームで「ととのう」という言葉が広まりましたよね。

しかし、「危険な状態」をととのいと勘違いしている方も多いです。

危険な「ととのい」してませんか?さいあく、命にかかわりますよ!

今回は、サウナーの皆さんに知ってほしい「危険なととのい」について解説していきます。

※この記事の一部画像は公式HPより引用しております

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2023.11.29

1, 危険なととのい3選


ここからは、サウナーの皆さんに知ってほしい「危険なととのい」について解説していきます。

サウナには健康増進・ストレス解消をはじめ様々なメリットがありますが、急激な温度差によるリスク(デメリット)も存在します。

中でも、サウナ愛好家・サウナ初心者にありがちな「危険なととのい」について、厳選して紹介していきます。

サウナをより効果的に楽しむためにも、危険なととのいのサインを知り、事前にリスクを遠ざけましょう。



①熱中症・熱失神


サウナーの皆さんに知ってほしい危険なととのい1つ目は、「熱中症・熱失神」です。

「ととのい」とよく勘違いされやすいのが、この熱中症・熱失神。

サウナ室や休憩時、「なんだかフラフラしてきたな…これがととのいかな?」という感覚は、熱中症・熱失神の可能性があるのです。

サウナにおける熱中症・熱失神

サウナでフラフラした経験はたしかにあるけど、あれってととのいじゃないの?

たしかに、サウナでととのう際には自律神経の「副交感神経」が優位になり、血管が拡がって血流が良くなり「フワフワした感覚」に陥ることがあります。

しかし、ととのうと病的なフラフラ全くの別物です。

サウナ室の中は高温多湿であり、体調・体質によっては体温調節メカニズムが効果的に機能できなくなる可能性があります。

熱中症・熱失神になりやすい環境が揃いやすいことからも、サウナにおける熱中症・熱失神は誰にでも起きうるリスクなのです。

熱中症・熱失神の危険性

フラフラしてきてるけど「あともう少しでととのえそう」とガマンしてること、確かにあるかも。
それでもサウナに入り続けると、やっぱりダメなの?

フラフラして違和感があっても、我慢してサウナに入り続けてるとどうなるのでしょう。

「ボンヤリしてきた」「意識が遠のきそう」という感覚に近づいてきたら危険。

それは血圧の低下による「熱失神」、つまり熱中症になる1歩手前の状態まで来ているサインです。

初期段階ではめまい・ふらつき・頭痛などの症状を引き起こし、意識障害・脱水症状につながるリスクもあります。

熱中症ともなると命に係わる危険な状態なので、違和感があるなら絶対に我慢してはいけません。

熱中症・熱失神の予防・対策

熱中症はひどくなりすぎると後遺症も残ったりするから、気を付けないと怖いね。
熱中症のサインに気付いたときは、どうしたらいいの?

ふらふらしてきた、ぼんやり・意識が遠のきそうな感覚がある場合はすぐにサウナ室から出て、水分補給したうえで休憩しましょう。

ルーティンだからと無理してサウナ室に居座ったり、水風呂に入ってしまうと逆効果。

まずはすぐにサウナ室から出て水分をとり、落ち着くまで休憩する、無理をせず切り上げることが大切です。

②二酸化炭素中毒


サウナーの皆さんに知ってほしい危険なととのい2つ目は、「二酸化炭素中毒」です。

二酸化炭素中毒の特徴は、まだ体が暖まる前から、心臓がバクバクしだしたり、頭がクラクラしてくること。

サウナ室に入ってすぐなのに「なんだか妙に心臓がバクバクするな…もうととのったのかな?」という感覚は、二酸化炭素中毒の可能性があるのです。

サウナにおける二酸化炭素中毒とは

たしかにサウナ室に入ったばかりなのに、いつもより心臓がドキドキすることって時々ある。
二酸化炭素中毒の原因はなんなの?

まずは、なぜサウナで二酸化炭素中毒の危険性があるのか解説します。

サウナ室内での空気の循環や換気が不十分な場合、酸素の供給が不足し、二酸化炭素の濃度が上昇することがあります。

サウナ室はそもそも閉鎖された空間なので、空気の循環がないとサウナ内の酸素は減り、同時に二酸化炭素が蓄積する可能性があるのです。

そのため、換気が十分にされていないサウナ室や、常に混雑しているサウナでは、二酸化炭素中毒が起きやすいとされています。

二酸化炭素中毒の危険性

せっかく暖まったサウナ室をなんで換気するんだ!と思ってたけど、二酸化炭素中毒のリスクがあったからなんだね。
二酸化炭素中毒ってやっぱり危険なの?

二酸化炭素中毒の初期症状には、めまい・頭痛・吐き気・息切れなどが含まれます。

先ほど紹介した心臓バクバク・頭クラクラの原因ですね。

そのまま中毒症状が進んでしまうと、意識喪失・死亡の可能性も十分ありえます。

二酸化炭素中毒の予防・対策

想像しただけで苦しそうな症状だね…。
二酸化炭素中毒を避けるには、どんなことに気を付ければいいの?

まずは、サウナ室を勝手に換気することは難しいので、まずは空気循環や換気がきちんとされているサウナかチェックすることで二酸化炭素中毒のリスクを避けられます。

混雑して人が多い中だと酸素が減って二酸化炭素が増えるスピードも早いので、サウナの混雑ピークの時間を避けるのもリスク回避になりますね。

また、二酸化炭素中毒のサインである心臓バクバク・頭クラクラに気を付けながら、長時間の滞在を避けたり、水分補給、健康状態にあわせたルーティンを行うことも効果的です。

③立ちくらみ


サウナーの皆さんに知ってほしい危険なととのい3つ目は、立ちくらみです。

ととのいルーティンをこなそうと立ち上がった際、クラっとくる。

「ちょっとクラっときたな。もうすぐととのうサインかな?」という感覚は、立ちくらみの可能性があります。

サウナにおける立ちくらみとは

この前、サウナ室から出ようと立ち上がったらクラっときて、そのあとの水風呂からあがる時もクラクラきた。
ととのうサインかなと思ってたけど、違うの?

立ちくらみというと「貧血のせい」と捉えられがちですが、サウナで起こる立ちくらみについては「血圧の急激な変化」が原因である可能性が高いです。

サウナは血行促進作用により血流がよくなるメリットがありますが、同時に血圧が下がりやすいデメリットもあります。

その状態で急に立ち上がったりすると、脳まで血(酸素)を送れなくなり、脳が一時的な酸欠状態になることで、立ちくらみが起きるのです。

立ちくらみの危険性

サウナでは血圧の関係で立ちくらみが起きやすいんだね。
でも立ちくらみなんてそんなに怖くないでしょ?

サウナでの立ちくらみで危険なのは、転倒によるケガと溺死です。

サウナの中では身を守る服も着ていませんし、床や壁もタイルなどで固いため、転倒すると何も守るものがない状態なので相当なダメージを受けます。

また、水風呂やお風呂の中で立ちくらみ、そのまま気絶してしまうと、気を失ったまま溺れてさいあく溺死してしまうリスクもあります。

サウナ室内で1人で倒れてしまったら、そのまま脱水症状・熱中症が進み、時間によっては助からなくなる可能性も出てくるでしょう。

立ちくらみの予防・対策

立ちくらみがしてそのまま意識がなくなることが1番怖いね…。
じゃあ、立ちくらみ対策としてはどうすればいいの?

サウナにおける立ちくらみを防ぐためには、ゆっくりと立ち上がる・体調不良のときは無理をしない、という基礎的な対策が1番効果的です。

それでも立ちくらみがしてしまって「やばい!」と感じた時は、立ったままではなくその場にすぐしゃがみこむこうにしましょう。

立った状態からバターン!と倒れこむよりは、しゃがんだ状態で倒れこんだ方がダメージは少なく済みます。

サウナによる立ちくらみの危険性はこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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2022.01.14

まとめ

今回は、サウナーの皆さんに知ってほしい「危険なととのい」について解説しました。

危険なととのい
①熱中症・熱失神
②二酸化炭素中毒
③立ちくらみ

この記事が、サウナーにとってよりサウナを楽しむためのヒントになれば幸いです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。